高潮を体験  小越久美

(2009/09/15)

先日、日本科学未来館で開かれた、
伊勢湾台風50周年企画「台風災害を見る・聞く・学ぶ」
というイベントに行ってきました。
伊勢湾台風が上陸したのは、今から50年前の1959年9月26日。
室戸台風、枕崎台風とあわせて、昭和の三大台風と呼ばれていて、
史上最大級の高潮によって、5000名を超える死者・行方不明者を出しました。

イベントでは、そんな伊勢湾台風の高潮を
バーチャル体験出来るという企画がありました。
実際に測定されたデータに基づき、時空間がリアル再現されています。

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こちらのパネルは名古屋市の地図に、
当時押し寄せた高潮の水位の分布が色分けされたもの。
見たい場所をタッチすると、そこの高潮を体験することができます。

足元には日本列島周辺の地図、
壁の巨大スクリーンには、潮位のグラフが映し出されていて、

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パネルをタッチすると、足元の地図の上を台風が迫り始め、
台風の接近に連動して、みるみる壁の水位が上がっていきます。

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私が体験したのは、最も高い4.5mの高潮。
初めは比較的ゆっくりだった水位の上昇は、台風が紀伊半島に接近すると急激に。
あっと言う間に水面は見上げる距離になり、
こんな風になったら本当にひとたまりもないなと、高潮の恐怖を実感しました。

こうして過去の災害を風化させないことは、防災上とても重要です。
甚大被害を出した歴史的な台風の多くは、9月下旬に襲来しています。
温故知新の精神で、台風シーズン本番も頑張りたいと思います。


投稿者 小越久美