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【アメリカ】日本にも進出、高級ブランド専門通販サイトの成長の秘密とは…

(2009/03/18 OA)


 

 約20兆円規模のアメリカの通信販売市場。これは日本の10倍だ。100年に一度と言われる不況がアメリカを襲う中、通販市場で売り上げを伸ばし続けているビジネスの成長の秘密をニューヨーク支局・土屋拓記者が取材した。

 ニューヨークで07年11月に立ち上げられたインターネットの通販サイト「ギルト」は、高級ブランド品だけを格安販売している。主なところでは「オスカー・デラ・レンタ」のドレスが約29万円(定価約119万円)、「マークジェイコブス」のワンピースが約2万9000円(定価約10万円)で販売されており、ほかの商品も3~8割引きで販売されている。この不況の中、1週間で平均約1億円を売り上げる人気を誇る。

 なぜ、これだけのブランド品を安く販売できるのか-。その秘密は、ブランド店から在庫品をすべて買い取るのではなく、一つ一つ直接選んで買い付けていることにある。ブランドと直接、値段交渉をしながら買い付けるため、仕入れ値を安くできるという。不況の昨今、消費者は安く買い物をしたがっており、在庫をできるだけ処分したいブランド側と、良い商品を格安で手に入れたいバイヤーの双方の利益が一致した。

 ホームページにも秘密がある。まず、買い物をするためには会員登録が必要だが、会員から招待されて初めて登録することができる。こうすることで特別感を演出する。購入できる時間も限定されており、1つのブランドの販売は36時間で終了するほか、商品を「買い物かご」に入れた後、10分以内に支払いを行わなければ注文がキャンセルになる。このため、「今、買わなければ」と購買意欲をそそられる仕掛けになっている。また、ブランド品らしい高級感を損なわずに売るため、プロのモデルを使って商品の撮影をしている。これまでにないビジネススタイルがニューヨークで受けたのか、今では250ものブランドの商品を扱っている。

 日本でもサービスを開始した「ギルト」。今後は韓国やイギリスへの進出も狙っているという。