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【アメリカ】現地で和包丁を広めた日本人女性とは…

(2006/08/23 OA)


 

 日本の包丁は、約10年前からニューヨークの料理人の間で絶大な人気を誇っている。ニューヨークのトップシェフたちに愛されている和包丁を広めた一人の日本人女性を取材した。

 ダウンタウンにある小さなショールーム「Korin」。和食器や和の調理器具とともに日本の包丁がずらりと並べられたこの店には、毎日ひっきりなしに全米から料理人たちが訪ねてくる。

 Korin社長・川野作織さんは、日本の伝統ある和包丁の良さを海外にも紹介したいと、24年前にニューヨークで起業した。最初は電話帳をめくりながら、1軒ずつレストランを訪ね歩いて営業したという。その後の和食ブームや素材を生かした繊細な料理の流行と相まって、今では世界中に1万2000人の顧客を持つまでに。

 ニューヨークの最高級レストラン「フォーシーズンズ」のクリスチャン・アルビン料理長も「日本の包丁は、手の一部のようです。一度使うと、もうほかの包丁は使えません。包丁職人の技は本当に感動的です」と話すように、良質な鉄を使って一本一本職人が手作りで仕上げる日本の包丁には、機械による大量生産とは違う伝統と職人技が凝縮されており、トップシェフたちを虜にしている。

 「丹精込めて手を加えて作られたものには、心を通わせることができるし、感じることができる。それだけの力がその中にこもってると思うんです」と語る川野さん。作り手の真心が込められた日本の包丁は、今後も世界中の料理人に愛され続けることになりそうだ。