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【アメリカ】“アートの鉄人” 「愛と欲求不満」で勝負!?

(2006/06/15 OA)


 

 ニューヨークの美術館で、「料理の鉄人」ならぬ“アートの鉄人”たちが腕を競うイベントが行われた。

 マッハンタンの東、イーストリバーの対岸・クイーンズ地区にある「P.S.1美術館」は、「MoMA(ニューヨーク近代美術館)」の分館で、かつての小学校を改装した建物。建物の空間を利用した作品、いわゆるインスタレーションアートが有名で、昔の教室を利用したビデオアートや階段の踊り場に前衛的な絵を施したユニークな作品が目を引く。

 ここで行われたのが“アートの鉄人”による競い合い。まさにテレビ番組「料理の鉄人」が、今回のイベント発案のヒントになったという。500人の観客が詰めかけた会場には、2つのステージが用意され、そんな中、忍者の格好をしたチームと白いガウンを羽織ったチームが登場。2チームは、用意された発泡スチロールや木材、ペンキなどを使って、作品を即興で制作し勝負をする。制限時間は45分、テーマは「愛と欲求不満」。

 会場では実況のアナウンスがあったり、踊り子まで登場したりと、制作中もパフォーマンスが満載。観客からは歓声が起こり、会場は熱気であふれていた。

 そして優勝したのは、ドイツ人のオラフ・ウエストファーレンさん率いる白いガウンチーム。オラフさんらが制作したのは、逆さまの雪だるまだったが、これは「SM嗜好がある男性」で、逆さになっているのは「恋人に逃げられ、自虐的になっていることを意味している」という。

 「限られた条件でどこまで芸術性を追求できるか」-この“アートの鉄人”対決は、芸術やエンターテインメントに親しんできたニューヨーカーたちに「新鮮なイベント」と好評だった。一方で、参加したアーティストたちは「時間がもっとあれば」とこぼしていた。