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ナインシグマ・ジャパンの諏訪社長に聞く

(2008/06/13 OA)


 

 日本のものづくりは今、岐路に立っている。製品サイクルの短縮化、アジアのメーカーの台頭、価格の急激な低下などから、競争が激化した。生き残るためには、これまでの技術開発スタイルを見直す必要に迫られている。

 その中で今、注目されているのが「オープン・イノベーション」。オープン・イノベーションとは、製品を開発するために、グローバルに技術を探し出し、開発を加えて自社の製品にすること。つまり、技術開発の開放だ。これまで「自前主義」が主流だった日本企業も、自社ですべてを開発する余裕はなくなってきたのだ。

 そのオープン・イノベーションを支援する専門会社として06年、日本に誕生したのが「ナインシグマ」。アメリカを本拠地とするナインシグマは、企業が求める技術ニーズを世界中から探し出す専門家だ。

 13日の『まーけっとNavi』「江上剛の汐留リーダーズEYE」は、ナインシグマ・ジャパンの諏訪暁彦社長が出演。江上氏と共に、日本のものづくりの課題と未来について議論する。

★★経済部長が見た舞台裏の感想!!
       「経済部長タカミンスキーの眼」★★

 今日(13日)のお話は、本当の意味でビジネス最前線。ヒント満載だった気がします。

 「オープン・イノベーション」という言葉自体、まだまだ日本ではなじみがありません。要するに、新しい技術(革新)を、それを必要とする企業にマッチングさせるというビジネスです。

 日本にとって有益なのは、元々、日本の企業って「自前の生産技術・ノウハウ」にこだわる特徴がありますよね?いわゆる、きめ細かい「モノづくりの手法」です。それが、ある意味、成功の要因でもあったわけですが、昨今のように消費者ニーズが細分化され、商品・製品のサイクルが早くなってくると、「自前」だけでは対応できなくなる、つまり、費用も時間もかかり過ぎるわけです。日本のどこかに、あるいは世界のどこかに「必要とする技術」が眠っているかもしれない。そことコラボレートできれば、展開が早い。ある特定の技術を得るために、いちいち企業買収や合併を考えるのは、正直、大変なわけです。

 以上のような意味で、諏訪社長が立ち上げたビジネスは、今後、大きく成長すると思われます。昨年の扱い件数は450件だったのに、今年は1000件に達する見込みだそうです。良い技術をいち早く取り入れたいという企業がいかに増えているかの証明でもあります。

 それに、「ナインシグマ」さんは、退職したビジネスマンや技術者を積極的にリクルートされているとか。。。当然のことながら、皆さん、企業情報・業界人脈には詳しいわけで、企業人としてのノウハウが退職後も生かされるのは素晴らしいですね。60歳でも65歳でも、働く意欲を持つ人は多いですから、高齢化対策・社会貢献にもつながる道だと思います。。。

 今日は久しぶりに「新しいビジネスモデル」を体感できたな!タカミンスキー、満足の一日でした。