春が来た!

(2019/03/18)

毎年この時期になると思うことですが...1年は、あっという間ですね。
日テレNEWS24のキャスターを担当するようになって、この4月で1年。
局アナ時代はあまり挑戦したことのなかった「実況」という分野の洗礼を受け、
伝えることの難しさを今更ながら痛感し、何度へこんだことか。
でもその一方で、一歩一歩学び進む楽しさを、久しぶりに体感した1年でもありました。
まさに、〝初心に返る吸収の年〟でした。 

そんな私の密かな楽しみは、スタジオの大画面で見る情報カメラからの景色!
「はぁ~生放送が終わったぁ~」とほっとして、ふと横の画面を見た瞬間...
不意打ちのその美しさに、衝撃を受けることがありました。
そんな時は、「ちょっとまった~!」とスマホを取りに席までダッシュし、
アングルや光が変わらないうちに、急いでカメラに納めます。

こちらが、私の情報カメラコレクション。
狙い目は、やはり日の出と日の入りの頃ですね!
雲が少ない日も綺麗なのですが、
厚めの雲の間から滲み出る光の色の美しさは、格別だなと思います。


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当たり前なのですが、同じ情報カメラから見る景色でも、毎日違っていて。
様々な表情を見せてくれます。

そして、時に出会う最高の景色には、その日の悩みや疲れすら吹き飛ばす力がある。

情報カメラからの景色を毎日撮りためたら、
写真集や絵はがきセットができそうですね。

お気に入りは、やはり初日の出!
今年の元旦は、ちょうど勤務だったので、
タイミングが合えば見られるかも!と、期待してはいましたが、
予想を遙かに超えるビューティフォー!な、見事な初日の出を拝むことができました。


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あ。これは、情報カメラからではなかった!
ヘリコプターからの生映像を流していたものです。

雲海の向こうから、ゆっくりと、堂々と上がってくる2019年の始まりを告げる光!
まぶしくて、神々しくて。富士山の真上に輝くと、宝石のようでした。

スタジオで見ていた私は思わず、画面に向かって一人合掌。
「ありがたや」とつぶやきました。

ニュースに触れ続けた1年で感じたことは、
「毎日、めまぐるしく世界は変わっている」ということでした。
4月からも、その流れに常に敏感に。しっかりと伝えていきたいと思います。

そして、情報カメラから教えてもらったこと。
一見、変わっていないような自分の日常も、1日1日少しずつ変化しているということ。
また、その中で、時にものすごく美しい景色にであえるということ。
そのハッとする瞬間を求めて、毎日の小さな変化を積み重ねるのかな...ということです。

年度末のこの季節は、1年を振り返る良いチャンスですね!
気持ちも新たに、来年度もどうぞよろしくお願い致します!!


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投稿者 神谷文乃


人生初の挑戦

(2018/12/17)

先月、人生で初めての挑戦をしました。
"フルマラソン"です。


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運動不足・運動音痴なくせに、勢いで応募してしまった私。
にもかかわらず、ろくに練習もできないまま、
気づけば本番1週間前を迎えていました。
もはや後悔と恐怖で眠れぬ日々。

絶望の中、藁をも掴む思いでネット検索したのは
「練習不足」「フルマラソン」「なんとかなる」の3ワード。
我ながら呆れます。
すると奇跡のヒットが!!!!
「準備は3日間だけ!
練習ゼロで完走できる非常識フルマラソン術」という本でした。
24時間テレビのマラソンプロデューサー中村博行さんの著書です。
え~~本当ですか!?と思いつつも、通販サイトで、即購入。
なんとか5日前にゲットして、熟読です。

筋力が無い人にお勧めの走り方から、テーピングの仕方...
揃えておくべきグッズまで、細かく書かれていて、
まるで初心者のためのバイブル。希望の光が見えました。

こうしてなんとか不安な心をつなぎ止めた私は、
出ることに意味がある!!と自分に言い聞かせ、
本を握りしめて、走りきると決意したのです...。

11月11日。いよいよ本番!


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第二の故郷、岡山で毎年開催されている「おかやまマラソン」です。
故郷の皆様の前で醜態をさらすリスクはかなり高いですが、
もうやるしかありません。

〝スタートからわずか3分後に足の裏がつる〟という
小さな恐怖を体験したものの、なんとか持ち直し、
10キロまでは周りと会話する余裕もありました。

20~30キロは、言葉数が激減したものの、まだ足は動いています。


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それがどうでしょう。
30キロを超えた辺りから、急激に足が重く...
体中が痛くて苦しいではありませんか。
なんだこれは。想像以上にきつい...。
それでも、歩みを止めてしまうと二度と動けなくなる気がして、
なんとか走っては歩き、走っては歩きを繰り返していました。
1キロ1キロが果てしなく遠い...。
1歩が遅くなった分、色々なことが頭や心を駆け巡っていきます。
「あぁもっと練習するべきだった」「なんて私は愚かなのだ」
情けなさに心はもう今にも折れそう。
私、なげだしちゃうのかなぁ。這ってでもゴールしたかったなぁ。
あぁ...足が止まる。そう思った瞬間、沿道の人が掲げる横断幕が
目に入ってきました。

「その足が痛いのは、気のせいさ」

えぇ~!?それは絶対違うと思うな!
と全力で突っ込みたくなりましたが、笑ったら不思議と心が軽くなりました。
苦しくて周りを見る余裕が無くなっていましたが、顔を上げてみると、
沢山の人が声をかけ続けてくれていることにも気が付きます。
「がんばれ!」「自分に勝て!」声に押されるように足が動き出します。
そして、前を走る人のゼッケンに書かれた文字にもハッとしました。
「豪雨災害、復興のために祈ります」「走れることに感謝」「頑張ろう岡山」
その日は、快晴で、雲一つないような気持ちの良いお天気でした。
橋から見下ろした旭川の水面がきらきらと輝いて、空気がおいしくて。
紅葉が美しかった。岡山の良さを詰め込んだような天気と景色。
本当に泣けるほど美しく見えました。
夏の辛い記憶を思い起こしながら、復興を祈りながら。
きっとみんな走っていました。
あぁ、当たり前の日々に感謝をしないといけないな、
そう心から思いました。
今この瞬間のひとときの平和に感謝して。走れる今の健康にも。

その後は、不思議と元気が戻ってきて、制限時間ぎりぎりではありましたが、
なんとかゴールすることができました。5時間52分。
ゴールの瞬間も最高でしたが、私はあのとき見た旭川のキラキラが
胸に焼き付いています。無い筋力の代わりに体を支えてくれたのは、
沿道の皆さんの応援と岡山の景色でした。

なぜマラソンの人気があるのか。
かろうじてゴールして、少しだけ分かった気がしました。
自分の息づかいを感じ、痛みを感じて、生きていると実感する。
自分自身と対話しながら向き合える。
そういうスポーツなのではないかなと感じたのです。
体験できて本当によかった。 
またいつか走ってみたいと思います。今度はちゃんと練習して。

そして、いつか中村博行さんにお会いできたら、心からの感謝を伝えなくては!!
マラソン初心者の方は是非参考にしてみて下さい!!
でも、これだけは言い切れます。やっぱり練習は大事~~~!!


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投稿者 神谷文乃


西日本豪雨から3か月

(2018/09/24)

西日本豪雨から、まもなく3ヶ月が経とうとしています。

私が9年間を過ごし、故郷のように思っている岡山も、大きな被害を受けました。

変わり果てた町の姿を見るたび、
そのニュースをスタジオで読むたび、
悲しみも無力さも心配も募っていきました。

3週間が経った頃、
やっと岡山に行くことができました。
倉敷市真備町の災害ボランティア。
今回はその時のことを振り返りたいと思います。


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現地に入り、一番最初に驚いたのは、
道の端に山積みにされていた
災害ゴミを見た瞬間でした。

2メートル程の高さまで積まれ、
どこまでもどこまでも続いていく...
想像していた以上の量でした。

ここにあるのは、
きっと皆さんの大事にしていたものばかり。
生活の証。
そう思うと、言葉が見つかりません。

自販機や洗濯機など...
こんなに重いものが流れてきたということに
水の力への恐怖も感じました。


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派遣された場所はご年配のご夫婦のお宅。
二階まで浸水したそうで、
今は骨組みだけになってしまっていました。

床下に溜まった汚泥をかきだし、
土嚢袋に詰めるお手伝いをさせていただきました。

到着すると家のご主人が
真夏のうだるような暑さの中、クーラーもなく作業されていました。
すっかり疲れ切った表情。
時折体を休ませながら、
無言で宙をじっと見つめるその姿に、
背負ってきた悲しみやご苦労を感じました。

ボランティアの時間は数時間だけでも、
被災者の皆様にとっては、
暑さも大変さも、毎日続いているのだと
当たり前のことを、実感します。

築60年。沢山の思い出が詰まった
お二人の努力の結晶のご自宅。

心の傷も癒えない状況なのに。
お二人は、
笑顔で何度もお礼を言ってくださり。
お水沢山飲んでね、疲れてない?大丈夫?
こっちきて扇風機の前で涼んでね。
と、気遣ってくださりました。
...どうしてそんなに優しいのだろう。
大変な中。逆にご配慮くださるその心に、
頭が下がります。

「水害の保険には入っていなかったから、
全然保険金がでないんよ。
この歳でしょう?
この先どうしたらいいんかな。
お金借りても返せないよ。途方にくれとる。
家は諦めるしかないんかな。」
と話してくれたお母さん。

火災保険や地震保険は入ってたけど、
水害は入っていなかった。
保険が出ないと、国からの補助が出ても
全壊の家を立て直すには
あまりにも足りないのが現状です。

お二人のような方は
きっと沢山いらっしゃるんだと思います。

少しの額だとしても。
募金に協力することも
大切な一つなのかもしれません。

少しずつが沢山集まれば力にきっとなる。
そう思って、微力ながら、
募金も引き続きしていきたいと感じました。

被災地に入って一番強く感じたのは、
金銭的にも精神的にも、
ボランティア活動でも、
とにかく長期的な支援が必要だということ。

あれから3ヶ月を迎えようとしていますが、
避難している人々の日常は戻っていません。
なくした家は返ってきていません。

毎日、
そこで生活している皆さんのご苦労が
続いていることを忘れないこと。
いつもどこかで思っていること。
それを大切にしたいと、心から思いました。

そして、こうした災害が起きた時、
私たちメディアは、どう呼びかけるのが的確なのか。
どうしたら命を守る報道ができるのか。
もっともっと勉強していきます。


最後に。
この写真はボランティア活動のグループでご一緒した皆さんです。


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活動後、倉敷で観光したいと
言ってくださったのでご案内しました。
その気持ちも、とても嬉しかったです。

今回の災害が観光へ与えた打撃も
相当なものになりました。

秋の倉敷美観地区は、とても素敵です。

旅行の場所を迷っている方は、
ぜひ行ってみてくださいね!


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少しでも早く、
被災者の皆さんの日常が
穏やかさを取り戻しますように。
心からお祈りしています。

投稿者 神谷文乃


アウトドア派宣言♪

(2018/07/02)

関東甲信は梅雨明けし、夏がやってきましたね。
毎日暑い日が続くと、外に出るのも億劫になってしまいがちですが...
私は誓います!!この夏は、アウトドアな休日を満喫すると!!

というのも、今年の春に初めてグランピングに行きまして。
すっかりその魅力にはまってしまったのです。

訪れたのは、千葉県のグランピング施設、ザ・ファーム。
広~い敷地内には、テントゾーンの他、入浴施設や畑、カフェなどもあり、
快適にアウトドアを満喫できます。


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キャンプしようとすると、
テントを張るだの、食材の買い出しをするだの、寝袋を用意するだの...
と、面倒なことだらけで、どうも億劫になってしまいがちですが、
ここなら本当に手ぶらで大丈夫!!
テント内には、なんと冷暖房も完備!!!
自然の豊かさと現代の快適さを「いいとこ取り」できちゃいます!


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一番驚いたのは、朝晩の静かさ。虫や鳥の声しか聞こえません。
静けさに包まれていると、自然と心が落ち着いて...
いつも以上にぐっすりと眠れました。
朝は、心地よい鳥のさえずりで目が覚めて、涼しい風に吹かれつつ、デッキで読書。
家の中で読むのと、どうしてこうも違うのでしょう!!
想像力も豊かになるみたいで、読みながら心に浮かぶ映像が、
いつもよりクッキリと見えた気がしました。


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さらには、畑で収穫体験も。
ネギや春菊、水菜など、どーっさり採らせていただきました。
特にネギが抜けるときの、スポンッ!というあの感覚!クセになりそう...。
野菜栽培に興味が出てきました。


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高層ビルに囲まれて、満員電車に揺られている毎日から、
ちょっと離れる時間って必要ですね。

東京に帰ってきて1年。そろそろ癒やしを求めていたのかもしれません。
ということで!夏は暑さに負けず、自然を満喫することをここに誓います!
またご報告しますね!
そろそろ瀬戸内海も恋しいなぁ。夏は岡山香川に遊びに行こうかな!!

投稿者 神谷文乃


初めまして

(2018/04/02)

初めまして!
4月から日テレNEWS24のキャスターになりました、
神谷文乃と申します。

何を書こうか迷いましたが...初投稿なので、
今までのできごとを振り返りながら、簡単に自己紹介をさせていただきます。

私のアナウンサーとしての第一歩は、9年前の4月。
岡山香川の放送局、岡山放送への入社でした。

1年目からの4年間、夕方の報道番組のキャスターを担当しました。
私の入社した局では、キャスターもどんどん取材に行きます。
事件事故、災害。様々な現場で取材し、原稿を書きました。
老老介護などや福祉をテーマに特集も作らせていただきました。

現実を目の前にして感じたのは、
自分の無力さとニュースを伝えることの重みでした。
それは、キャスター席にいるだけではわからなかったこと。
とても大事なことでした。

命に関わる現場だからこそ、
自分が発する言葉には大きな責任が生じるのだ、と
そこで出会った皆様に教えていただいたのだと思います。

その後は、情報番組とバラエティーを5年間担当。
報道とは全く違う分野、「楽しい」「ワクワク」を伝える仕事です。
たくさんの方と出会い、日常や優しさに触れて人が大好きになり、
五感すべてを使って表現することの楽しさを実感しました。
この5年で学んだことは、自分を飾らないことの大切さと、
多くの方々の支えで番組ができているのだという感謝でした。

そして去年、その会社を退社し、フリーアナウンサーになりました。

しばらく報道からは離れていたので、
日テレNEWS24を担当させていただくことになって
正直不安もよぎりましたが...
真摯にニュースと向きあい、邁進するしかないと思っています。

自然体や素直さを忘れずに、
等身大の自分で。
全力でとりくみますので、
これからよろしくお願い致します!


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投稿者 神谷文乃