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私が住んでいる町カイロは、人口1000万人を超える中東最大の大都市だ。
それだけの数の人間が暮らすとなると、当然町は騒々しくなる。
800万人を抱える東京も静かな町とは言いがたい。むしろかなりうるさい部類に入るだろう。だが、カイロとは比較にならない。
世界に数ある大都市の中でもカイロは「凄まじくうるさい」町のひとつだと思う。
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騒音の最大の原因は、洪水のように街にあふれる車やタクシーが吐き出すクラクションにある。
とにかくカイロのドライバーはやたらとクラクションを鳴らす。
必ずしも危険を知らせるためだけではなく、タクシーは、
通りを歩く歩行者に自分の存在を知らせるために「ぷーっ、ぷーっ」とやる。
道路が渋滞すると、待つことが嫌いなドライバーらは、
自分の前に何台か車が繋がった時点で堰を切ったように鳴らしだす。
「ぷーっ、ぷーっ、ぷーっ!」・・・・・
・・・・・結婚式の車列、ひいきのサッカーチームの勝利を祝う車列、
とにかく、すぐにクラクションである。タクシーに乗っていると、全く脈絡がないところで突然クラクションを鳴らしだすことに驚かされることもある。
クラクション以外でも、アラブポップスを流し続けるキャンペーン中の店、
アラブバンドが踊り歌い歩く結婚式のお祝いのパレード、物売りの声、
大声でけんかする中年の男たちの罵り合い・・・実に様々な騒音がカイロには満ちている。
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「騒音」にはあたらないかもしれないが、もう一つ、中東諸国ならではの特徴的な音がある。
イスラム教のモスクから流されるお祈りの呼びかけ、アザーンだ。
毎日五回、半分壊れたようなスピーカーから、
かすれた大音量で「アッラー・ワ・アクバル・・・・」と始まる。
お祈りの時間を知らせるものだから、当然すべてのモスクは同時にアザーンを流す。
カイロに無数にあるモスクから一斉に始まると、
あちこちのアザーンが重なり合って多重ステレオのように町中に響き渡る。
赴任した当初は、早朝のアザーンで起こされたものだ。
・・・今ではすぐ近くで流れるアザーンの中、平気で熟睡できるようになった。
カイロでは、あらゆる音があふれ、そのすべてが町の活気となって巨大な町を彩っている。
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そんなカイロが信じられないほど静かになる瞬間がある。
イスラム教の断食月「ラマダン」中、その日の断食明け最初の食事「イフタール」の時間である。
夜明けから水も飲まずに断食してきた人々が日没を知らせるモスクからの知らせと共に、
食事を始めるのだ。この時間、街からは車列が消え、文字通り人っ子一人いなくなる。
みんな家で食事にありついているのだ。
珍しく静寂が支配するカイロは、現実離れしていて、
自分がどこにいるのか一瞬わからなくなるような不思議な浮遊感に包まれる。
この感覚はなかなかいい。
いつもの喧騒が嘘のように町が静まり返るとき、しばしカイロにいることを忘れるのである。
ラマダンは一年に一度訪れる。エジプトでは今年、9月24日から始まった。
終わるまでの一ヶ月、断食と睡眠不足にいらいらする人々と、
(普段にも増して)停滞する経済活動に耐えながら、
イフタール中のあのひとときを楽しみに、仕事が思うように進まなくても大目に見ることにしようと思う。



なんのことはない、旅行会社の宣伝用デモンストレーションだったが、ロンドナーはこういう催しにはすこぶるノリがいい。余白もないほど埋められた書き込みを眺めてみるとなかなか面白い。

私の身長は173cmで脚の長さも特に長くも短くもない日本人としては






