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トンガWHO日本人「空気汚染など問題」

2022年1月21日 0:45

海底火山の大規模な噴火で大きな被害が出ているトンガの現状について、現地の国連機関で働く日本人がNNNの取材に答えました。

トンガでは20日、ニュージーランドなどから物資を積んだ輸送機が到着し、支援が本格化しています。こうした中、WHO(=世界保健機関)の現地事務所で働く日本人が衛星電話で取材に答えました。

WHOトンガ事務所・瀬戸屋雄太郎さん「噴火からもう5日たっているので、状況は落ち着いてきているところです」「みんな手を取り合い、屋根の上に登って、(火山灰を)掃除する光景が見られる。それは被災していない場所で、海岸沿いは壊滅的な被害を受けている」

現地で困っていることについては。

瀬戸屋さん「発電所にも異常があるようで、電気が時々停電したりとか、灰による健康被害や空気汚染も一つ問題」「(トンガの人たちは)今回の災害について、次の日からできることをやろうと、掃除を始めたり石をどけたり地域の人で手を取り合ってやっている。トンガの人は災害に慣れているし、立ち向かう力強さを持っていると感じる」

WHOは、甚大な被害が出ている離島に医療チームを派遣するなど支援を急いでいます。