×

“子どもクラスター”続出…対応・接種は

2022年1月12日 19:34

12日も、新型コロナウイルス感染者の急増が止まらない地域があります。こうした中、子どもたちの間でもクラスターが相次いで見つかっています。学校現場の対応、子どもたちへのワクチン接種などについて詳しく解説します。

    ◇

■新学期始まり…“子どもクラスター”相次ぐ

11日の、全国の新規感染者は、6378人です。死者は2人確認されました。

また、11日時点の全国の重症者は、前日から5人増えて105人でした。

また、最新の情報では、12日、東京で新規感染者が2198人となりました。2000人を超えるのは去年の9月4日以来となります。

大阪では1711人の感染が確認され、1000人超えは去年9月以来です。

愛媛では過去最多となる112人の感染を確認。沖縄は1644人で、過去2番目の多さでした。

また、山形では42人の感染者が確認されましたが、このうち20人が高校生以下で、山形市の高校では生徒6人のクラスターが発生。同じ部活だということで、10代以下の感染が目立っています。

また、11日から新学期が始まった学校も多かったのですが、子どもたちの間でのクラスターも相次いで見つかりました。

奈良県では、県内初となる「オミクロン株」を含めたクラスターが、放課後の児童クラブで発生しました。感染者は職員2人と小学生の児童17人の合計19人ということです。

去年末の12月30日に職員のうち1人の感染を確認したということです。この人はワクチン接種済みでした。その後、今月4日に検査を実施したところ、残りの18人の感染が確認されました。

19人のうちの1人が、オミクロン株に感染しているということですが、県は誰が感染したかは公表していません。

また、静岡県でも、オミクロン株の可能性が高いクラスターが、静岡市内の子ども園で発生しました。

11日までに、職員5人と園児2人の7人の感染が確認されています。

ほかの職員は全員陰性で、11日から希望する園児の検査を実施しているということです。

■学校の対応は…“全国一斉休校”はない?

オミクロン株で子どもたちへの広がりが心配されますが、学校ではどのような対応がなされるのでしょうか。

末松文部科学大臣は11日、「全国一斉の臨時休校は求めない」と改めて明言しました。2020年のような全国一斉での休校は行わないということです。

地域の感染状況に応じて、時差登校や分散登校、対面とオンラインの組み合わせで、学びの継続を図ることが大変重要だとしました。

その上で、もし学校で感染者が出た場合には、去年8月に出したガイドラインに沿って、学校単位で休校や学級閉鎖を判断するようにという形になっています。

そのガイドラインでは、次のように段階を追った対応となっています。

1.同じ学級の中で複数の児童や生徒の感染が判明した場合などは「学級閉鎖」

2.複数の学級閉鎖など学年で感染が広がっている可能性が高い場合は「学年閉鎖」

3.複数の学年閉鎖などが発生した場合は「臨時休校」

■子どもの重症化は…“12歳未満”接種は進む?


大人に比べれば子どもは重症化しにくいと言われてきましたが、その傾向に変わりはないのでしょうか。

アメリカでは、最新の状況が分かってきました。

1日の新規感染者数が140万人を超え、過去最多を更新しましたが、感染者の増加にともなって、4歳以下の子どもの入院が増加していることが分かりました。

CDC(=疾病対策センター)によると、去年末から今月1日までの1週間で入院した0歳から4歳までの子どもは、10万人あたり5.3人にのぼりました。

これは、コロナの感染拡大が始まって以降最多で、1年前の3.3倍近くになっています。

ただし、重症化する子どもは増えていないということです。

アメリカでは、4歳以下の小さなお子さんの入院が増えているという一方で、5歳から11歳までは、10万人あたり0.8人と少なく抑えられています。

アメリカでは、5歳から11歳へのワクチン接種がすでに承認され、推奨されていますが、先月、ニューヨーク市内で入院した5歳から11歳は全員ワクチン接種が完了していなかったということです。

日本では、岸田総理大臣が11日、12歳未満の子どもについて「希望者に対して、できるだけ早くワクチン接種を開始する」と表明しました。

そして、すでに去年11月に承認申請が出されているファイザー社のワクチンについて、堀内ワクチン担当大臣は、厚労省の部会で認められれば、3月以降に接種を行えるようになると述べました。

    ◇

オミクロン株が急速に広がり、子どもたちのクラスターも確認される中で、12歳未満へのワクチンについて気になっている保護者がたくさんいらっしゃいます。打つか打たないかを判断する情報を、国や関係機関が分かりやすく示してほしいです。

(2022年1月12日午後4時ごろ放送 news every.「ナゼナニっ?」より)