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王者・羽生結弦 初SPで今季世界最高得点

2021年12月24日 22:39
王者・羽生結弦 初SPで今季世界最高得点

◇第90回全日本フィギュアスケート選手権大会(12月24日、さいたまスーパーアリーナ)

北京オリンピックの代表選考会を兼ねた全日本選手権。オリンピック2大会連続金メダルの羽生結弦選手(27)が、今シーズン初戦となるショートプログラムに挑みました。

水色を基調とした華やかな衣装で登場した羽生選手は、ピアニストの清塚信也さんが羽生選手のために編曲したという「序奏とロンド・カプリチオーソ」のメロディーに合わせ、演技を披露しました。

冒頭の4回転サルコーを成功させ、高いできばえ点を獲得すると、続く4回転トーループ・3回転トーループのコンビネーションジャンプも着氷。さらに、高さのあるトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決め、大きなガッツポーズ。

非公認ながら、今季世界最高となる111.31点の高得点でトップに立ち、五輪王者の貫禄を見せました。

「練習で、ショートはノーミスでできていなかったので、すごく緊張していた」という羽生選手。「サルコージャンプ、アクセルジャンプに関しては、非常にコントロールされたジャンプだったと思う」と振り返りました。

26日のフリーに向けては「もちろん4回転半のジャンプを挑戦するつもりではいる。まずはこの試合で4回転アクセルを決めれるように一つ一つ練習したい」とした上で、「その先に北京五輪があるのだったら、この試合でしっかり勝ち取れるように、ふさわしい演技ができるように、頑張りたい」と気を引き締めました。

<男子ショートプログラム>
1位 羽生結弦 111.31点
2位 宇野昌磨 101.88点
3位 鍵山優真 95.15点

写真:森田直樹/アフロスポーツ