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NYアジア系住民への犯罪4.5倍以上増加

2021年12月9日 11:15

アメリカ・ニューヨークで今年、これまでに起きたアジア系住民を狙った犯罪が去年の同じ時期と比べて4.5倍以上増加したことが分かりました。

ニューヨーク市警は8日、今年、これまでに市内で起きた犯罪の件数などを発表しました。その中で、アジア系住民を狙った憎悪犯罪、いわゆるヘイトクライムは128件で、去年の同じ時期と比べて4.5倍以上増加していることが分かりました。

急増の背景には、新型コロナウイルスの蔓延によるアジア系への憎悪があるものとみられています。

先月27日には、日本人とみられる女性が市内の地下鉄のホームで突然、男に自転車をぶつけられケガをしました。女性が理由を尋ねたところ、男は反アジア的な発言をしたということです。