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バスケ・ホーバスJ初陣!解説井口氏の展望

2021年11月26日 22:47
バスケ・ホーバスJ初陣!解説井口氏の展望

27日にゼビオアリーナ仙台で行われるFIBAバスケットボールワールドカップ2023アジア地区予選。数々のBリーグチームでGM等を歴任し、現在バスケットボールコメンテーターを務める井口基史氏に試合の見どころを聞きました。

まず井口氏は、東京五輪でバスケットボール女子日本代表を史上初の銀メダルに導いたトム・ホーバスHCに注目しました。

「トム・ホーバスHCは女子バスケを盛り上げて五輪で素晴らしい成績を残し、直後に男子代表を率いる決断をしてくれた。男子バスケ界はその熱意に応える必要がある。メンバー構成を見ても若手にチャンスを与えるホーバスHCの思いが伝わってくる。選手にとっては、自身が頑張れば日の丸を背負えるチャンスが来るというモチベーションに繋がっていく。開催国枠でワールドカップの出場が既に決まっているとはいえ、Bリーグが盛り上がっている中、そしてNBAで日本人選手が活躍する中、日本にとって無駄にできる国際試合は一つもない」と話しました。

次に日本の攻守のキーマンとなる選手について井口氏は、得点源に信州ブレイブウォリアーズ所属の岡田侑大選手(23)、ディフェンスには川崎ブレイブサンダース所属の藤井祐眞選手(29)を挙げました。

「オフェンスだったら、今シーズン・リーグ戦で日本人選手初の1試合平均20得点にチャレンジしている岡田選手。ディフェンスではBリーグで2季連続個人賞3冠を達成した藤井選手。3冠を獲得したにもかかわらず東京五輪代表を逃していたため、ファンは藤井選手が代表になるのを待ち望んでいたはず」

最後に井口氏は「前半を1桁の点差で折り返すことが出来ればチャンスはあるのではないか。日本は2桁得点を挙げる選手が複数人出てきてほしい。仙台の皆さん、会場のファンの皆さんは是非チームに力を送っていただきたい。(コロナ対策で)声は出せないが、日本の勝利の半分は皆さんが作り出すホームの雰囲気作りにかかっている」と話しました。

27日に行われるFIBAバスケットボールワールドカップ2023アジア地区予選対中国戦は、午後0時5分試合開始です。