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皇帝のじゅうたん“超高額”落札 価格は?

2021年11月25日 20:14

歴代の皇帝が住まいとしていた中国・北京の紫禁城。ロイター通信によりますと、紫禁城で玉座の下に敷かれていた貴重なじゅうたんが、23日、パリでオークションにかけられました。

オークションを行ったクリスティーズの専門家
「信じられないほど素晴らしい。竜の紋様のじゅうたんで、16世紀の明(みん)の時代のものです」

16世紀、中国の「明」の時代に織られた四角いじゅうたんには、五つの爪を持った竜が2頭描かれています。

オークションを行ったクリスティーズの専門家
「その形と装飾から、皇帝の玉座のために特別に織られたものです」

その落札価格は774万ドル、日本円で約8億9000万円でした。

1920年に、アメリカ人夫婦が、中国に新婚旅行に行った時に購入し、その後、1987年にスイスのコレクターが購入したじゅうたん。今回、約34年ぶりに公の場に出てきましたが、当初の予想落札額は約5億8000万円でした。それを大幅に上回る超高額で落札されました。