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斉藤国交大臣の演説会で出席者に“現金”

2021年11月25日 15:00
斉藤国交大臣の演説会で出席者に“現金”

衆議院・広島3区で当選した公明党の斉藤鉄夫国交大臣が選挙期間中に開いた演説会で、広島県トラック協会の関連団体が出席者に現金を支払っていたことが分かりました。

広島県トラック協会によりますと、先月22日に行われた斉藤大臣の個人演説会で、協会の関連団体が出席した会員に、旅費名目で現金を支払ったということです。

支払った人数や金額については明らかにしていませんが、斉藤大臣側から支払いの依頼はなかったとしています。

斉藤大臣は24日、「一切知らない。旅費がもし支払われていたとしたら大変遺憾だ」と述べ、自身や事務所の関与を否定しています。

公明党・北側副代表「斉藤さん自身が全く知らないことですから。であったならば進退という話にはならないと思います」

公明党の北側副代表は、「選挙期間中に金銭が渡されるのは適切ではない」としながらも、斉藤大臣が辞任する必要はないとの認識を示しました。

また、松野官房長官は、「必要があれば、まずは関係者が説明すべきだ」と述べました。

トラック協会をめぐっては、衆院選の期間中、自民党の国光文乃衆議院議員の応援に岸田総理大臣が訪れた際、茨城県トラック協会の関連団体が参加者に日当を支払っていました。