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院内水道から高濃度窒素…乳児10人が血症

2021年10月20日 16:50
院内水道から高濃度窒素…乳児10人が血症

群馬大学の医学部付属病院で、乳児10人が、水道水が原因とみられるメトヘモグロビン血症を発症しました。水道水からは異常に高い数値の窒素が検出されていて、病院では水道の使用を中止し、調査しています。

群馬大学によりますと、19日午後5時ごろ、新生児集中治療室などに入院する乳児10人が、血液を通じて体内に酸素が行き渡りにくくなるメトヘモグロビン血症を発症したということです。

10人の乳児は共通して院内の水道水でといたミルクを飲んでいたため、調査したところ、水道水から異常に高い数値の窒素が検出されたということです。

乳児10人の症状はすでに改善していますが、病院では水道にフィルターなどで浄化した井戸水を使用していたということです。病院は原因を調査するとともに、水道の使用を中止し、一部外来も休止しています。