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安保理 北朝鮮問題で一致した対応とれず

2021年10月2日 12:36

北朝鮮がミサイル発射などの挑発行為を繰り返していることを受け、国連の安全保障理事会は1日、緊急会合を開きましたが、安保理として一致した対応はとれませんでした。

北朝鮮のミサイル発射をめぐり、国連安保理は1日、アメリカやフランスなどの要請に基づき、非公開の緊急会合を開きました。会合では、理事国の多くが「懸念」を表明した一方、安保理として声明を出すなど一致した対応をとることはできませんでした。

会合終了後、議長国・ケニアの国連大使は、「理事国の多くは声明を出すために協議を続ける意思を示した」と述べました。

また、アメリカは、安保理として一致した対応をとることに中国やロシアが慎重な姿勢を示していることを念頭に、「すべての理事国がこの問題を平和的に解決するために協力する必要がある」と強調しました。