×

首相になったら…総裁選4候補の「人事」は

2021年9月19日 12:29
首相になったら…総裁選4候補の「人事」は

■必要なことは?…「世代交代」最多

有働由美子キャスター
「今回の自民党総裁選で、日本テレビは9月11~12日、全国の自民党員・党友への緊急電話調査(全国の有権者のうち党員・党友と答えた1019人が回答)を行いました。『今の自民党にもっとも必要なこと』を聞くと、『世代交代』が28%と最も多く挙がりました」

小栗泉・日本テレビ解説委員
「これだけ世代交代を望む声があるわけですが、総裁選を勝ち抜いた先には、人事が待ち受けています。この人事において、派閥の推薦を受けるかどうかですが、『派閥の推薦を受けない』という方は手を挙げてもらえますでしょうか?」

有働キャスター
「全員ですね。河野さん、人事でも突破力を皆さんから期待されていると思いますが、本当に派閥を突破して人事をされるのでしょうか?」

■「河野チーム」で能力ある人登用

河野氏
「もし(総裁や首相に)選ばれれば、あまり自信過剰になってもいけませんが、『河野チーム』というものをしっかり作ってやっていきたいと思います」

有働
「派閥を無視しても、後々やっていけますか?」

河野氏
「やはり能力のある人をしっかり登用するというのは大事だと思います。そこはしっかりと見極めながら登用して、頑張ってもらいたいと思います」

■岸田氏「チーム力発揮できる人事を」

有働
「岸田さんもですね?」

岸田氏
「もちろんです。いろいろな声は当然出てくるでしょう。でも最後は自分で決めなければいけない。そして決める際のポイントは、1人1人の能力はもちろん大事ですが、チームで対応するので、組み合わせもしっかり考えた上で、チーム力が発揮できる人事を行わなければならないと思っています」

■高市氏「国家理念をしっかり共有」

有働
「高市さんは安倍前首相の支援が大きかったですが、安倍さんの声は入れずに自分で決めますか?」

高市
「閣僚人事も、党の人事もあります。非常にたくさんの人事をしなければいけません。この中で適材適所がとても大事だと思います」

「内閣が本当に機能する、それから仮に私が首相になった時に全く意見がバラバラでは、内閣が回りません。しっかりと国家理念を共有しながら同じ方向に向けて政策を実行できるメンバーを、無派閥であれ、他の派閥であれ、広く探してしっかりと人事をしたいと思っております」

■野田氏「閣僚の半数を女性に」

有働
「野田さんはギリギリの立候補で、準備不足という声もありますが、『閣僚の半分を女性にすることを目指す』と主張しています」

「意中のリストもあるということですが、お1人くらい名前をここで…。今、高市さんの方を向いて指をさしましたが、高市さんがその1人ですか?」

野田氏
「うん」

有働
「出来レースみたいな…」

野田氏
「いやいや、私は派閥の支援を全く受けていないので、フリーハンドで。私のミッションはやはり、女性の閣僚を半分にして、パラダイムシフトを起こして、見てもらうことですね。そして、私たちもできるということを知っていただくことが、世の中を変えることだと思います」

有働
「次の総裁、首相はどなたになるのか。29日に決まります」

(9月17日『news zero』より)