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総裁選 多くの派閥で“事実上”自主投票へ

2021年9月16日 17:21
総裁選 多くの派閥で“事実上”自主投票へ

自民党の総裁選挙が17日に告示されるのを前に、小泉環境相らが河野ワクチン担当相を支援する派閥横断の会を立ち上げました。

野田聖子幹事長代行と面会した議員によりますと、立候補に必要な推薦人20人が集まったということです。野田氏は16日午後5時40分から記者会見を行い、正式に立候補を表明するものとみられます。

河野ワクチン担当相「次の時代の自由民主党に改革し共に前にしっかりと進んでいく、前へ進む日本の国を作っていきたい」

石破元幹事長ら河野氏を応援する議員による会合で、小泉氏は、「私や石破さん含め総力を結集してやりたい」と語りました。また、岸田前政調会長は、最大派閥の細田派の細田会長や、竹下派幹部の山口選対委員長らに協力を要請しました。高市前総務相は、地方議員らとオンラインで会議を開くなどして、支持を訴えました。

Q.それぞれの派閥は、総裁選にどのように臨むのでしょうか。

岸田派以外は、支持する候補者を一本化しない、事実上の自主投票となります。

河野氏が所属する麻生派は、「河野氏と岸田氏の2人を基本的に支持。高市氏を応援することも否定しない」との方針を決めました。二階派と石原派も自主投票、竹下派も、「個々の議員の立場や考えを尊重する」との基本方針を確認しました。

一方、立憲民主党の枝野代表は来る衆院選に向け、中小企業への支援を強調しました。

立憲民主党・枝野代表「持続化給付金の給付対象拡大、給付要件の緩和、事業規模に応じた加算などを政権政策として掲げてまいります」

また、枝野代表は「大企業には応分の負担をお願いする」として、法人税制の見直しを進める考えを示しました。