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「第6波」見据えた対応必要 田村厚労相

2021年9月15日 12:00
「第6波」見据えた対応必要 田村厚労相

田村厚生労働大臣は、新型コロナウイルスの新規感染者数は減ってきているものの、冬に向けて「第6波」を見据えた対応が必要だとの認識を示しました。

田村大臣は、冬は換気がしづらく、忘年会や新年会が重なり去年も感染が拡大したと指摘し、「第6波」に備え体制を整備する必要性を強調しました。

田村厚労相「冬場に向かってより換気をしづらい環境になってくる。そして忘年会また年明け新年会、いろんな普段会わない方々との会う機会というものも社会的には増えてくるわけでありまして、そういうイベントが起こりだすと感染がまた広がるというのが、今までの傾向でございました。ですから第6波というものもしっかりと見据えながら対応していかなければならない」

一方、政府分科会の尾身会長は、第6波の可能性について「ワクチン接種で安心感が出てきて感染対策を緩めることによって結果的に感染が拡大することが今回の冬の感染拡大リスクの重要な要因だ」と指摘しました。

一方、野党側は「自民党総裁選でコロナ対策が手薄になっていないか」と追及しましたが、田村大臣は「政府全体としてワクチン行政含めてしっかりとコロナ対策を進めている。手を抜いていることはありえない話だ」と反論しました。