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「信じられない」収監された秋元被告を取材

2021年9月7日 20:56

カジノを含むIR・統合型リゾート施設への参入を巡る汚職事件で、7日、懲役4年、追徴金約750万円の実刑判決を言い渡され、収監された衆議院議員の秋元司被告が、判決から4時間後、東京拘置所で日本テレビの面会に応じ心境を語った。

<白いVネックのTシャツに水色の半ズボンをはいて、接見室に入ってきた秋元被告。椅子に座ると腕組みをして、はっきりとした口調で記者の質問に答えた>

--「懲役4年」という判決を聞いてどう思った?

秋元被告「信じられないという思いですよ」「事実と全く違うことを裁判所が判断したのは納得出来ないです」「判決は全然理論的ではないですよね。有罪にするなら納得出来る説明をして欲しいが、全く納得出来なかった」

<強い口調で判決への不満を口にした秋元被告。特に議員会館での現金300万円の授受を裁判所が認定したことに対して、納得がいかないという>

秋元被告「300万については受け取ったとされる現場に100%いなかった。まわりの証言もあります。それなのに、それは全部嘘となって、贈賄側の供述だけが証拠とされていました」

「裁判所に客観的な証拠を見ようとする意志を感じなかった」「100%無罪で終わると思っていたから、ここ(拘置所)に来る準備も全くしてこなかったんですよ。それなのに全部逆のことになっている」

--控訴については?

秋元被告「全体的に事実と違うことだから、即日控訴したいと弁護団には言いました」

<その後、弁護側が即日控訴を行った>

--支援者、有権者に言いたいこと?

秋元被告「このような形になったのは大変申し訳ないが、控訴して2審に委ねていきたい」

--今後の政治活動は?

秋元被告「やめる理由がないですよ。やましいことはないんだから。作られた事件で腹立たしいですよ」