東京都内で２７日、新たに４２２７人が新型コロナウイルスに感染していました。重症者は過去最多の２９４人となったほか、３０代、４０代を含む１８人の死亡も確認されました。

東京都内の新たな感染者は４２２７人で、先週金曜日（２０日）より１１７８人減少し、５日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。都の担当者は「お盆休みや雨が続いたことが影響した一時的な減少の可能性がある」と話しています。

学童クラブでは小学生１４人が感染し、この施設の感染者は２５人となったほか、大学の学生寮でも学生５人の感染が判明し、この寮の感染者は３７人に上っています。

一方、重症者は１８人増えて、過去最多の２９４人となりました。

また、３０代から９０代までの１８人の死亡も確認されました。このうち５人は自宅で体調不良や意識不明となり、救急搬送された際に新型コロナの感染が判明しました。死因は５人とも新型コロナ感染症で、都の担当者は「市中でこれだけまん延していると、本人が知らないうちに感染し体調が急変する場合がある」と説明しています。

このうち４０代と８０代の男性は、ワクチン接種を２回していて、都内で２回接種をして死亡した人は６人となりました。また、９０代の女性は、家族の意向で自宅で療養していて死亡しました。自宅療養中の死者は、今月だけで１７人です。

入院患者は４２２６人で、過去最多を更新しました。