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競泳・入江「いろんな人の思いを背負って」

2021年7月23日 0:17

22日、東京五輪競泳日本代表の入江陵介選手がオンライン取材に応じました。2日後に控えた初戦に向けて、「目の前にあるレースを大切にしたい」とコメント。現在の状態は「非常に調子がいいし、精神状態も落ち着いている」と語りました。

今回が4度目の五輪なる入江選手、年齢を重ねたことについては、「今まで小さなことで気にしていた部分が気にならなくなったり、全体を見られるようになっていると30歳を超えたあたりから感じ始めた。いろいろ悩んでいる後輩選手も見かけるが、自分自身も通ってきた道なので、当時の自分を思い出したり、かわいいなと思ったりします」

また、リオ五輪後に練習場所をアメリカに移したことで、海外選手のメンタル面における『切り替えの早さ』や『ポジティブに持っていく力』を学んだと言う入江選手。今回は競泳日本代表の主将も務めます。

「日本の選手は試合前になってくるとどんどんナーバスになって自分は悪いんじゃないかという方向にいく選手が多いと思うので、常にポジティブな気持ちを持つことの大切さというのを(競泳チームに)伝えられたら」と主将として海外経験を生かすつもりであることを明かしました。

そして、コロナ禍での五輪開催については、「今回は特別なオリンピックなので、自分だけの気持ちではなく、いろんな人の思いを背負って泳ぐ」とコメントしました。

入江選手は、25日から行われる男子100m背泳ぎ、28日から行われる男子200m背泳ぎの2種目に出場する予定です。

■写真:日刊スポーツ/アフロ
(※4月5日 競泳日本選手権)