東京都内で２９日、新たに４７６人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。また、過去２番目となる４３人がインドで確認された感染力の強いデルタ株への感染が確認されました。

都内の新たな感染者は１０歳未満から８０代までの４７６人で先週火曜日と比べて４１人増加しました。都内の感染者は、１０日連続で前の週の同じ曜日の人数を上回り、増加傾向に歯止めがかかりません。感染経路別では家庭内が７９人で最も多く、次いで職場内が４１人でした。

都の担当者は、「感染者に占める高齢者の割合はワクチン接種が進む中、少し減ってきている」としながらも「４０代、５０代の重症者は増えている。重症化リスクは高齢者以外にもあるので、感染対策を徹底してほしい」としています。

一方、新たに４３人が、感染力の強いデルタ株に感染していました。１日で確認された感染者としては過去２番目です。４３人は全員、海外渡航歴がなく、このうち、２６人は感染経路がわかっていません。

また、都内の中学校では２９日、新たに生徒７人のデルタ株への感染が確認され、この学校のデルタ株の感染者は１０人となりました。保健所などは、変異株クラスターとしてさらに感染者が増える可能性もあるとみて調査を進めるとしています。都内のデルタ株の感染者は２９４人となりました。