東京オリンピックの観客について組織委員会などは、「収容定員の５０％以内で１万人」とし、一部競技については、チケットの再抽選を行うことを明らかにしました。

組織委員会・橋本会長「観客上限が決まったことで、オリンピックについては最後のピースがつまって、舞台の骨格が完成したと言えます」

２１日開かれたＩＯＣ、東京都などによる５者のトップ協議で、オリンピックの観客上限を「収容定員の５０％以内で１万人」とすることで合意しました。

ただ、来月１２日以降、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が出されたときには「無観客」を含めた対応を検討するということです。

大会のチケットは、現在３６４万枚販売されていますが、上限決定をうけ９１万枚減らす必要があり、組織委員会は２３日、再抽選の対象チケットや方法を発表するとしています。

また、開会式について、一般観客に加え大会関係者の来場が多く、上限が２万人とされているとの報道について、武藤事務総長は、「２万人よりは明らかに少ない数字となる」としたうえで、「大会関係者は、主催者であり観客ではない」などと説明しました。