アメリカの医学誌が東京オリンピック・パラリンピックの新型コロナ対策が不十分だと指摘する論文を掲載したことについて、丸川担当大臣は「明確な事実誤認や誤解に基づく指摘」だと反論しました。

丸川五輪担当相「私どもがきちんと読ませていただきましたところ、明確な事実誤認や誤解に基づく指摘が見受けられます」

アメリカの医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」は、選手向けの行動規則集「プレイブック」について、検査頻度が明確ではない、科学的なリスク評価に基づいて作成されていないなどと指摘する論文を掲載しました。

これを受け、丸川大臣は「選手に対して原則毎日検査を実施するということが明示してある」「ＷＨＯも参加するグループの知見も得ている」などと反論しました。

プレイブックは来月に最終版が公表されますが、丸川大臣は「検討途上の内容についての指摘で、論文を書いている側が理解されていないと思う」と述べました。