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服部勇馬 五輪本番見据え「コースを見る」

2021年5月4日 20:19
服部勇馬 五輪本番見据え「コースを見る」

東京五輪のマラソンと同じコースで5日に行われる「札幌チャレンジハーフマラソン2021」に向けて4日、前日会見が行われました。

五輪の男子代表内定選手で唯一出場する服部勇馬選手(27=トヨタ自動車)は、「8月8日の本番に向けて、しっかりコースを見ることを一番重要視している。順位や記録を求めるのではなく、想定したペースを守って走りたい」と今大会のテーマを語りました。

東京五輪でも使用される今大会のコースは、全体的に平坦なコースで、大通公園からスタートし、札幌市中心部を通って、後半は北海道大学の構内を走ります。

何度か試走したという服部選手は、「北海道大学内はコースが狭くて、集団で走る時に転倒などのリスクもあると思った。普段走ることはない道なので、(今大会で)しっかり見たい」と五輪本番を見据えた対策を明かしました。

さらに、コロナ禍で迎える今大会については、「こういった中で走らせていだけることに感謝をしている。五輪の開催で揺れ動いている状況の中でモチベーションを保つのは難しいけど、僕自身はしっかり保てている自信もある。自分が走ることで、少しでも勇気や感動を感じる方がいれば、僕ができる最高の走りをしたい」と、感謝の気持ちと共に決意を語りました。

また、女子では前田穂南選手(24=天満屋)、鈴木亜由子選手(29=日本郵政グループ)、一山麻緒選手(23=ワコール)の代表に内定している3選手全員が出場予定。

日本歴代4位で、現在の国内最速タイムを持つ一山選手は、「今回のレースの経験が、きっとつながると思うので、五輪に向けていいイメージができるようなレースをやりたい」と本番と同じ舞台でのレースへ意欲を見せました。