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感染急増のインド 現地日本人に死亡例も

2021年5月4日 19:50

新型コロナウイルスの感染状況が深刻化しているインド。多くのインド人が住む西葛西では、インドに残した家族を心配する声が聞かれます。また、インド在住の日本人が感染する事例も相次いでいます。入国後に突然死亡するケースも…。

東京・西葛西、立ち並ぶのは多くのインド料理店。インドの食材を扱うスーパーまで。多くのインド人が住むことから、“日本のリトル・インディア”ともいわれるこの街。今、気にかけていたのは。

16年前に来日 IT系で働くインド人男性「(インドは)感染者がどんどん増えているので、(家族が)インドにいる状況なので結構大変」

感染者、2000万人以上、1日に40万人以上の感染が確認されるなど、世界でも状況が深刻化しているインド。

死者は22万人を超え、現地の日本大使館によると、インド在住の40代の日本人女性が新型コロナウイルスに感染し、亡くなっていたことも明らかになりました。

5年前に来日した男性の母親は、インドの医療従事者だといいます。

5年前に来日 IT系で働くインド人男性「母は医者です。毎日ワクチンを注射している。とても心配です」

帰りたくても帰れず、家族の状況が心配だと話していました。

これまでにおよそ160人の日本人の感染も確認されていて、入国後に感染が確認され、死亡するケースも出て来ています。

厚生労働省によると先月26日、インドから入国後、検疫で感染が確認されたという50代の男性。指定された宿泊施設で療養し、発熱とせきの症状があったもののすぐに熱は下がり、2日の健康確認でも問題はなかったといいます。

しかし、3日午前、突然意識不明の状態で発見。搬送先の病院で死亡が確認されました。男性がインド型の変異ウイルスに感染していたかどうかは、確認中だということです。