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最高値更新の反動で売り優勢 NYダウ反落

2021年4月13日 7:25

12日、アメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、先週、過去最高値を更新した反動から売りが優勢となり、反落して取引を終えています。

12日のニューヨーク株式市場・ダウ平均株価は、前の週の終値から55ドル20セント値を下げ、3万3745ドル40セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も50.19ポイント下げて、1万3850.00で取引を終えています。

新型コロナウイルスワクチンの普及が加速していることなどから、ダウ平均株価は9日(金)に過去最高値を更新しており、この日は、その反動から売りが優勢な展開となりました。先週、買われていたIT大手「アップル」など主力のハイテク株や、個別に悪い材料があった航空機大手「ボーイング」などが売られ、相場を押し下げました。ただ、今週は重要な経済指標の発表や大手銀行の決算が相次ぐため、様子見ムードも強く、値動きは限定的でした。

市場関係者は、「ワクチンの普及で株価は高値圏にあるが、今週から本格化する決算で各企業がどのような業績見通しを示すのか次第で株価が大きく変動する可能性もある」と話しています。