新型コロナウイルスのリバウンド傾向が続く東京都内で、２度目の緊急事態宣言解除後、最多となる５５５人の感染が確認されました。

都内の新たな感染者は、１０歳未満から９０代までの５５５人で、２月６日以来約２か月ぶりに５００人を超え、７日連続で前の週の人数を上回り、増加傾向が続いています。

感染経路別では、家庭内感染が９４人で最も多く、次いで、職場内感染が３７人、会食での感染も２７人いました。会食で感染した２７人のうち２２人は２０代・３０代の若い人で、９人の大人数で会食して感染した２０代男性のケースもありました。都の担当者は、「感染者のうち２０代・３０代が約５割を占めていて、会食での感染も若い人が多い。感染予防を徹底してほしい」と呼びかけています。

また、６０代から９０代の男女４人の死亡も確認されました。都内の死者は１７８９人となりました。

一方、新たに１０歳未満から８０代までの３０人が、変異ウイルスに感染していました。全員、海外滞在歴はなく、関西で広がっている変異株「Ｎ５０１Ｙ」に感染していました。都内の変異ウイルスの感染者は１４９人となりました。