ワクチン 3万4千人超が1回目接種終える
国内で新型コロナウイルスのワクチンを接種した60代の女性が死亡したことがわかりました。ワクチン接種との因果関係についてはわかっていません。
厚生労働省によりますと、先月26日にワクチンを接種した医療従事者の60代の女性が1日、死亡したということです。
死因は、くも膜下出血と推定されていて、担当した医師は、現時点ではワクチン接種との因果関係については評価できないとしています。女性に基礎疾患やアレルギーはなかったということです。
ワクチン接種後に亡くなった例は、国内では初めてです。
国の審議会のメンバーは、「くも膜下出血は40代から60代に比較的起こりやすいとされていて、今のところ海外での接種事例でも、くも膜下出血と新型コロナワクチンに関連があるとはされていないようである。偶発的な事例かもしれないが、この症状についても更に情報を収集し、審議会で評価していく」などの意見が出ています。
2日夕方までに、3万4772人の医療従事者が1回目の接種を終えています。