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対中“一貫した戦略”重要~米次期通商代表

2021年2月26日 6:54

バイデン政権で貿易交渉を担うUSTR(=アメリカ通商代表部)の代表に指名されているキャサリン・タイ氏は25日、議会での承認公聴会で、中国との貿易競争で一貫した戦略を持つことが重要だと強調しました。

USTR代表に指名 キャサリン・タイ氏「中国に約束への責任を負わせたり、国家主導の経済モデルと効果的に競争するためには戦略的かつ一貫した計画を持つことが重要だ」

タイ氏は対中戦略の重要性を強調する一方で、「中国は競争相手だが、同時に世界的な課題に取り組む時には協力も必要な大きなプレーヤーだ」とも述べ、「競争と協力」のバランスが重要だとの認識を示しました。就任後はUSTRの対中戦略を全面的に見直すということです。

また、去年署名した米中貿易交渉の第一段階の合意が「実行されるべきだ」と述べ、目標に届いていないアメリカ産の農産物の輸入などを増やすよう中国政府に求めました。