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サンマ漁獲可能量“4割削減”で合意

2021年2月26日 1:34
サンマ漁獲可能量“4割削減”で合意

サンマの資源管理について話し合う国際会議で、漁獲可能量を現在から4割削減することが合意されました。

今月23日から始まった会議は、日本や中国、韓国、ロシアなど8つの国と地域が参加してオンラインで行われました。

日本のサンマの水揚げ量は去年、2万9000トンあまりで過去最低となるなど記録的な不漁が続いています。そのため、日本はサンマの資源を守るために漁獲量の削減を提案し、今年と来年の2年間はサンマの漁獲可能量を現在から4割削減することで各国が合意しました。

合意をめぐっては日本とロシアは公海以外にも排他的経済水域内で漁業ができますが、公海のみで漁業を行うそのほかの国などとは利害が一致しないため交渉は難航したといいます。

しかし、世界的なサンマの不漁に伴い、資源を守るという各国の意識は一致したということで、日本とロシアについては排他的経済水域内での漁獲量も4割削減し、資源管理に協力します。

また今回、EUも国際会議への参加申請を行い、承認されたということで新たにメンバーに加わることになります。