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厚労省“大麻使用も検挙”法改正を検討へ

2021年1月13日 15:46
厚労省“大麻使用も検挙”法改正を検討へ

若者らを中心に広がる大麻について、使用で検挙できるように法律を改正するかどうか、厚生労働省は専門家の会議で検討することになりました。

厚労省が今月中にも立ち上げる会議では、法律や薬学の専門家らが薬物の課題全般を議論し、大麻取締法の改正なども検討する方針です。大麻取締法では、大麻の所持や栽培を禁止する一方、吸うといった「使用」だけでは、検挙できません。

大麻は、薬物の初心者が使う「ゲートウエードラッグ」入口の薬物とも言われ、6年連続で、検挙される人が増えています。厚労省は、「大麻は軽い薬物ではなく、乱用すると人格が変わり、社会生活に適用できなくなる場合もある」として、警戒を強めています。

会議では、また、大麻草を原料とする医薬品の扱いや依存症対策なども議論し、夏頃にとりまとめを行う予定です。