東京・埼玉・千葉・神奈川に新型コロナウイルス感染の緊急事態宣言を発出した菅首相は記者会見を行い、「１か月後には必ず事態を改善させる」として、国民への協力を呼びかけました。

菅首相「今回の世界規模の感染の波は、私たちが想像をしてたものを超え、厳しいものになってます。しかし、私は、この状況は必ず克服できると思ってます。そのためには、もう一度、皆さんに制約のある生活をお願いせざるを得ません。さらに、若い方々にお伝えしたいことがあります。どうか皆さんのご両親や祖父母、ご家庭、友人など世代を超えて、大切な命を守るためにご自身のことと捉えていただいて、行動をお願いをしたい、このように思います。１か月後には必ず事態を改善させる、そのためにも私自身、内閣総理大臣として、感染拡大防止をするために全力を尽くし、ありとあらゆる方策を講じてまいります」

菅首相は緊急事態宣言の解除の目安について、「いわゆるステージ４を早急に脱却する」との考えを示しました。

また、対象地域に大阪府や愛知県を加えることについては、「状況を見ながらしっかりと対応したい」と述べました。

そして、東京オリンピック・パラリンピックの開催について、世論に懐疑的な見方があると問われたのに対し、ワクチンの接種が２月下旬に始まれば、「国民の雰囲気も変わってくるのではないか」と指摘しました。