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「はやぶさ2」“黒い砂”約5.4gも採取

2020年12月18日 15:28
「はやぶさ2」“黒い砂”約5.4gも採取

萩生田文部科学大臣は18日、JAXA(=宇宙航空研究開発機構)を視察し、はやぶさ2のカプセルから採取された小惑星のものとみられる物質の量が5.4グラムと、目標を大幅に上回る量だったことを明かしました。

萩生田文科相「目標の0.1グラムを大きく上回る約5.4グラムの物質を回収することに成功した。世界に誇る技術であることを、改めて、私からもみなさんに報告したい」

はやぶさ2のカプセルの中にあるサンプルが入った容器は、15日に一部が開封され、小惑星「リュウグウ」のものとみられる黒い砂のような物質が多数確認されていましたが、合わせておよそ5.4グラムだったことがわかりました。

初代「はやぶさ」が、小惑星「イトカワ」から採取した際には、肉眼で見えないほどの微粒子が少量だったことを考えると、およそ5.4グラムあれば、今後、様々な分析や研究が行えるということです。

サンプルの容器はまだ2つの部分の開封作業が残っていて、どのような物質が採取されたのか期待されます。