アメリカのトランプ大統領が中国企業への投資を禁じる大統領令を署名したことについて、中国外務省は１３日、撤回を要求しました。

中国外務省の報道官は１３日の会見で、「中国企業への弾圧だ」と述べ、措置の撤回を求めました。

トランプ大統領は１２日、中国軍との関係が深いとして、通信機器大手「ファーウェイ」を含む３１社への投資を禁じる大統領令に署名しましたが、報道官は「中国企業の合法的な利益を損なうだけでなく、各国の投資家の利益も損なう」と厳しく批判、措置の撤回を求めました。

トランプ政権のもとでは、中国企業に対する制裁措置が相次いで打ち出されましたが、中国政府内では、アメリカの政権移行に伴い中国企業に対する圧力緩和への期待が強まっています。