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ジャパンライフ巨額詐欺事件 元会長を逮捕

2020年9月18日 7:30

磁気治療器の預託商法を展開し、巨額の資金を集めて破綻した「ジャパンライフ」について、警視庁などの合同捜査本部は、元会長を詐欺の疑いで逮捕しました。

捜査関係者によりますと、磁気治療器の預託商法を展開し、全国の約7000人から2000億円近くを集めて破綻した「ジャパンライフ」について、警視庁などは、元会長の山口隆祥容疑者を詐欺の疑いで逮捕しました。今後、幹部ら13人についても順次逮捕する方針です。

捜査関係者によりますと、山口容疑者は配当の見込みがないのに顧客を勧誘して出資金をだまし取った疑いが持たれています。

「ジャパンライフ」をめぐっては、客に購入させた磁気治療器を別の客にレンタルすることで定期的に配当が入る「オーナー制度」という預託商法を展開し、全国の約7000人から2000億円近くを集めていました。

警視庁などは、会社が債務超過に陥っていることを隠したまま都内の60代の女性とオーナー契約を交わしたとして、去年4月に会社などを家宅捜索し、捜査を進めていました。