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香港活動家が批判“市民を恣意的に処罰”

2020年8月6日 1:56

「香港国家安全維持法」に違反したとして指名手配されている香港の民主活動家・羅冠聡氏が5日、NNNの取材に応じ、「市民を恣意(しい)的に処罰しようとしている」などと批判しました。

香港メディアなどによりますと、羅冠聡氏は国家分裂をあおったなどとして香港の警察から指名手配されています。

現在、イギリスのロンドンに滞在している羅冠聡氏は、「私に何の罪があるのかわからない」とした上で、次の様に述べました。

羅冠聡氏「私を指名手配リストに載せた事は、政府が市民を不当な手段を用いて恣意的に処罰しようとしている事を示している。だから私たちは、香港市民の言葉を国際社会に広める義務を果たしていく」

その上で「香港での戦いは民主主義全体の問題だ」として、国際社会に改めて協力を訴えました。今後、香港には戻らず、講演活動などを続けるという事です。

一方、香港に残って民主化活動を続けている黄之鋒氏らについて「政治的な攻撃の標的になる事は間違いない。非常に心配している」と述べました。