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レバノン首都で大規模な爆発 50人超死亡

2020年8月5日 5:38

中東レバノンの首都ベイルートで4日、大規模な爆発があり、これまでに50人以上が死亡、2750人がケガをしました。

地元メディアによりますと、ベイルート中心部に近い港湾地区の倉庫で4日午後、激しい爆発がありました。爆発の衝撃はすさまじく、被害は広範囲にわたっていて、ハッサン公衆衛生相によりますと、これまでに50人以上が死亡し、ケガ人は2750人にのぼるということです。

被害を受けた市民「何が起きたか分からない。家に帰っていたら爆発音が聞こえた。そしてこんなことになった。私はケガをしたが、これ以上何も分からない」

在ベイルートの日本大使館によりますと、現地に住む日本人1人が軽いケガをしたということで、ほかに日本人の被害がないか、安否確認を続けています。

爆発の原因は分かっていませんが、ファフミ内務・自治相は、爆発物が倉庫に保管されていたという情報があるとした上で、原因の調査を進める考えを示しています。

一方、レバノンは、隣国イスラエルと敵対関係にあり、たびたび衝突していますが、イスラエルの当局者は、爆発への関与を否定しているということです。