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緊急地震速報も揺れ観測せず 気象庁が謝罪

2020年7月30日 14:00
緊急地震速報も揺れ観測せず 気象庁が謝罪

気象庁は30日午前10時前、千葉県の沖合で大きな地震が発生したとして緊急地震速報を発表しましたが、揺れは観測されませんでした。気象庁は、システムが震源の位置を誤り、地震の規模を過大に評価してしまったとして、謝罪しました。

気象庁地震津波監視課・加藤孝志課長「国民の皆様には、多大なご迷惑をおかけしたことをおわびいたします」

気象庁は、30日午前9時38分に、千葉県の房総半島沖で大きな地震が起きたとして、伊豆諸島や関東甲信地方などに「緊急地震速報」を発表しました。

ただその後、体に感じる揺れは観測されず、気象庁は、「揺れは観測されなかった」と改めて発表し直しました。

気象庁は、同じ時間帯に起きた鳥島近海を震源とする地震を、およそ450キロ離れた房総半島沖で発生したとシステムが誤って解析し地震の規模も大きく見積もってしまったことが原因だと分析し、「精度の向上に努める」と謝罪しました。