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経団連 尾身会長に“経済加速”への提言

2020年7月16日 16:27

感染症対策と経済の両立が課題となる中、経団連は、政府の分科会の尾身茂会長に「ウィズコロナの経済加速」に向けた提言を手交しました。

経団連では幹部企業のトップら40人が一堂に集まり、「新型コロナウイルスを克服し、新たな経済成長を実現する」ための方策について議論するフォーラムを開催しました。

中西宏明会長は冒頭、「政府に任せた経済成長だけでは、こう言ってはおこがましいが、全然成り立たないなと実感している。経済界がイニシアティブをとって進めないと」と決意を語りました。

会合には政府の分科会の尾身会長も出席し、感染の仕方が3密と大声だとわかった今は、緊急事態宣言の頃のような全面的な自粛は必要ないとの考えを説明しました。

経団連からは、尾身氏に、感染を防ぎながら経済成長を促すための課題を盛り込んだ提言が手交されました。具体的には、感染症対策の非常事態時に迅速に判断をくだせる司令塔機能を強化することや、海外とのビジネスを復活させられるよう、検査や出入国手続きの円滑化を求めています。