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トランプ氏G7延期意向 露など招待意向も

2020年6月1日 1:16

アメリカのトランプ大統領は、来月に首都ワシントンで開催する方針を示していたG7(=主要7か国)首脳会議を9月に延期する意向を明らかにしました。ロシアなど4か国も招待する考えです。

トランプ大統領は5月30日、記者団との懇談で、G7の枠組みについて「非常に時代遅れの集まりだ」と指摘、枠組みの拡大が必要との認識を示しました。

その上で、「G7を9月まで延期し、ロシア・韓国・オーストラリア・インドの4か国を招待したい」と述べました。

9月にニューヨークで開かれる国連総会の前後を想定しているものの、11月の大統領選の後になる可能性もあるとしています。

大統領は、新たな枠組みについて、ロシアなど4か国を加えた「G11」と表現しました。

また、大統領周辺は、この枠組みで中国への対応が話し合われるとしています。

アメリカメディアは、来月のアメリカでのG7開催には、新型コロナウイルスの影響でドイツのメルケル首相が欠席の意向で、これにトランプ大統領が激怒したと伝えていました。