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感染拡大“兆候”発見も?東京都が下水採取

2020年5月13日 15:28
感染拡大“兆候”発見も?東京都が下水採取

下水の中の新型コロナウイルスの量を調べようと、東京都が13日から下水の採取を開始しました。

13日は東京都内にある15か所の下水処理場で下水の採取が始まり、このうち東京・港区の「芝浦水再生センター」では都の職員が作業を行いました。

東京都によりますと、アメリカやフランスなどでは、下水の中から新型コロナウイルスを検出した実績があり研究が進められているということです。

下水中のウイルスの濃度の変化を見て、感染拡大の兆候を見つけることができる可能性があり、感染拡大防止につなげることが期待されています。

日本水環境学会が研究を進め採取した下水は、いったん冷凍保存され、ウイルス濃度の分析方法を確立した後、研究に活用されます。