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宣言“延長”初の週末「人増えた」心配の声

2020年5月9日 17:36
宣言“延長”初の週末「人増えた」心配の声

新型コロナウイルスの緊急事態宣言の延長が発表されてから初めての週末を迎え、繁華街などで道行く人からは「人が増えた」と心配する声も聞かれました。また、8日の全国の人の流れは、感染拡大前と比べて多くの地点で目標の8割の減少率に届きませんでした。

9日午前の東京・JR新宿駅前の映像を見ると、マスクを着けた人が行き交っているのが分かります。

「きょうは新宿の病院に来ました。人増えて大丈夫なのかなって、ちょっと心配ではあります」

「ゆっくりだと思うんですけれども、だんだん通常に近づいていくといいかなと思っております」

駅近くにある大型衣料品店は9日から営業再開となりましたが、午前11時のオープン前に行列などは見られず、人が密集するような様子はありませんでした。店では、入り口にアルコール消毒を設置したり、通常より営業時間を短縮したりするなど感染防止対策をとっているということです。

一方、午後の神奈川・江の島周辺の映像を見ると、砂浜に観光客はほとんどいなかった一方で、海にはサーフィンなどのマリンスポーツをする人の姿が見られました。

地元の人「全然(人は)やっぱり多いですよ。少ないとはいっても多いですよ。(Q:きょう?)うん、きょうはね」

地元の人「ちょっと緩んでるんですかね。(外出自粛が)結構長くなっていますからね」

一方で、8日の人の流れは、都内6つの主要駅で感染拡大前と比べ6割から7割の減少率となりました。また、13の特定警戒都道府県では、7日と比べると増加した地域が多いことが分かります。

感染拡大前との比較では、岐阜駅周辺で37.7%、大阪・梅田周辺では69.9%の減少となっていて、多くの地点で目標の8割に届きませんでした。