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新型コロナ判明の“変死” 埼玉や兵庫でも

2020年4月20日 21:45
新型コロナ判明の“変死” 埼玉や兵庫でも

路上や自宅などで容体が急変して死亡し、警視庁が変死として扱った事案で、死後に、新型コロナウイルスへの感染が判明するケースが相次いでいることが分かりました。

捜査関係者によりますと、今月9日、都内の60代の男性が路上で倒れているのが見つかり、その後、死亡しました。男性は、駆けつけた救急隊員に「胸が苦しい」と話していたため、死亡後にPCR検査をしたところ、感染が確認されたということです。

さらに、自宅で療養中に死亡して、その後、感染が確認されるケースなどもあり、警視庁が扱った変死事案のうち、こうした例はこの1か月で少なくとも6件、確認されています。

また、埼玉県では今月14日、所沢市の住宅で70歳の男性が遺体で見つかりました。この男性が、感染者が相次いでいる講道館の役員であることが分かったため、PCR検査をしたところ、感染が確認されたということです。

警察庁によりますと、警察が取り扱った遺体で感染が確認されたケースはこのほか、兵庫など3つの県であわせて4件あったということです。