救急搬送の拒否“200件増”コロナ影響か
新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、先月、東京消防庁管内で救急搬送の受け入れを複数の病院から断られるなどしたケースが、去年より200件以上増えたことがわかりました。
東京消防庁によりますと、患者を救急搬送する際に5か所以上の病院から受け入れを断られたり、20分以上搬送先が決まらなかったりしたケースが、先月、東京消防庁管内で931件あったということです。
これは去年の同じ月と比べて231件の増加で、発熱や体調不良を訴える患者が新型コロナウイルスに感染している疑いがあるとして受け入れを拒否されるケースもあったということです。
病院側に感染した患者の受け入れ態勢が十分でないことや、院内感染への懸念などが理由としてあるとみられています。