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“ワクチン開発”期待 ダウ、690ドル高

2020年3月31日 7:17

30日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスのワクチン開発への期待などから買われ、ダウ平均株価は690ドルあまり値を上げ、取引を終えています。

30日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前の週の終値から690ドル70セント値を上げ、2万2327ドル48セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も271.77ポイント上げて7774.15で取引を終えています。

新型コロナウイルスに対応する大規模な経済対策が成立したことで、景気への過度な懸念が後退し、この日は買いが優勢となりました。また、医薬品大手の「ジョンソン・エンド・ジョンソン」が新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験を9月までに開始する方針だと発表しました。これを受けて、「ジョンソン・エンド・ジョンソン」は大きく買われ、ダウ平均を押し上げました。

市場関係者は「今月の株価急落で短期的に買い戻す動きも出た。一方で、原油先物価格が18年ぶりの安値となったことは今後の懸念材料だ」と話しています。