世界陸連は、来年夏にアメリカで開催予定の世界選手権について、日程の変更の検討を始めたことを明らかにした。東京オリンピックを一年延期する場合の問題の一つが解消する可能性がある。

これは、ロイター通信が伝えたもので、世界陸連は「東京オリンピックを来年開催する可能性について、アメリカ・オレゴンの世界選手権の組織委員会とすでに協議を進めている」との声明を出した。

世界陸連によるとオレゴンの組織委員会は、すでに主な利害関係者と連絡を取り合っているということで、「必要なら組織委員会が世界選手権の延期が可能になるよう努力してくれる」としている。

東京オリンピックを一年延期した場合、世界選手権と日程が重なるため、陸連側が日程の変更に応じれば、延期に関わる大きな問題の一つが解消することになる。