病院で医師など5人感染 集団感染か 大分
大分県の病院では、新たに医師など関係者5人が新型コロナウイルスに感染していたことが分かった。県は、集団感染=「クラスター」が発生した可能性があるとしている。
大分県・健康づくり支援課・医師の藤内修二課長「クラスターの連鎖に一番気を付けなければならないが、その可能性が出てきた」
新型コロナウイルスの感染が確認されたのは、大分市の大分医療センターの30代の女性医療従事者と、20代の女性看護師、20代の女性医師と30代の男性医師、さらに元入院患者の80代男性の合わせて5人。これで、大分県内の感染者は8人となった。
大分医療センターについては、19日に感染が確認された臼杵市の夫婦が発症の前後に入院するなどしていて、20日、濃厚接触者を含めた58人の検査が行われていた。
感染が判明した病院の職員4人のうち医師の2人は無症状で、男性医師は濃厚接触者に含まれていなかった。
また、元入院患者の男性は、大分医療センターから今月12日に市内の別の病院に転院していたが、肺炎の所見があり、検査した結果「陽性」だった。
県では、大分医療センターで集団感染=「クラスター」が発生した可能性があるとしていて、21日、国の対策チームが現地で調査する予定。