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インド発ホテル運営会社、日本で新ブランド

2020年3月19日 0:16
インド発ホテル運営会社、日本で新ブランド

世界第2位の客室数を持つインド発のホテル運営会社が、日本で展開する新たなブランドを発表した。

ホテル運営会社「OYO」とソフトバンクなどが共同で設立した「OYO Hotels Japan」は、全国の旅館とフランチャイズ契約を結んで展開する新たなブランド「OYO Ryokan」を発表した。

インドの企業「OYO」は、世界の中小のホテル事業者とフランチャイズ契約を結ぶことで急速に拡大し、現在では世界第2位の客室数を持つ格安ホテルの運営会社。AIなどの技術により宿泊料金を設定することで、稼働率が高いのが特徴。

今回、発表された「OYO Ryokan」についても、和室や温泉などの旅館としての特性を生かしつつ、宿泊予約や収益管理のシステムを導入し、効率を上げることで、収益性を高める狙い。

ただ、すでに日本で展開しているホテル事業については、契約を結んでいる一部のホテルから「通常料金の半分近くまで下げられて、売り上げが大きく落ちた」など不満の声も上がっており、日本でも採算が継続してとれるビジネスモデルになれるかが今後の課題となっている。